50代サラリーマンの暮らし

50代前半のサラリーマンです。

確定拠出年金

今日、仕事で地下鉄に乗ったら、とても声がすてきな車掌さんでした。

「なかもず行き発車します。閉まる扉にご注意ください。」と言っているんですが、「1番、センター近本」って言ってそうなくらい、いい声でした。

またその電車に乗ってみたいです。

 

ここ、1~2週間、桜のことばかり書いてましたが、サラリーマンなんで、たまには会社のことなど書いてみよ。

 

多くの会社には退職金制度があると思いますが、その中でも企業年金があるところも。うちの会社にも退職金制度として、企業年金があります。

 

入社して四半世紀以上になりますが、入社当時は、確定給付型*1しかありませんでした。

それが何年かして確定拠出型*2が導入され、確定給付型の一部が移行されました。ですので、確定拠出年金の運用期間は、ちょうど15年くらいでしょうか。確かリーマンショック後の株価が低迷している時期だったので、始まるにはいいタイミングだったかもしれません。

 

先日、社内で確定拠出年金セミナーの案内があったので、若い同僚に受けてみたらと勧めました。ええと思ったら、投資商品も始めてみたらと。案外、運用指図せず、定期預金のまま放置している人も多いようです。

 

ぼくのような定年が視野に入っている人より、若い人の方が時間を味方にできる分、有利ですからね。投資は少額でも早く始めるほうがよいと、ぼくは思っています。

どっちにしても確定拠出年金は、勤めている限り自分ではどうにもできないお金ですから、それならそれでちょっとでも稼いでもらうのがよいと思います。

 

うちの会社が加入している運営機関の取り扱い商品は、証券会社のように豊富にあるわけではないですが、種類は一通りそろっていてほどよいです。選択肢がたくさんあっても、かえって何を選んだらよいのか難しくなるだけですから、同じジャンルの商品はいくつも必要ありません。

定期預金、保険、投資信託(外国株式、国内株式、外国債券、国内債券のそれぞれアクティブ運用、パッシブ運用の商品、あとは外国・国内の株式と債券のバランス型商品)

 

また、会社の拠出金に加えて、自分の給与から天引きで上乗せ(会社の拠出額以内)することもできます。この場合、掛け金は全額所得控除になりますので、掛け金×所得税・住民税率分節税できますので、お得です。購入した時点で、20%とか30%とか(自分の税率によります)得するんですから、こんな商品は他にはありません。

会社に確定拠出年金がなくても、いまはiDeCo(イデコ。個人型確定拠出年金)がありますから、誰でも同じようにできます。

ただし、途中で引き出したり(原則)できませんので、貯蓄に回せる余力と今後の支出予定、資金計画をようよう考えて額は決める必要があります。途中、生活資金不足でローン組んでたら意味ないので。もっとも、それを上回る運用益を出せるならそれもありかもしれません。

 

元々わずかですが、株式や投資信託を自分で購入したりしてたので、確定拠出年金運用開始当初から掛け金はすべて、手数料の安い外国株式のインデックス投信と日本株のインデックス投信に振り向けています。運用益も売却益も非課税ですから、リスクの高い(より利益が大きくなる可能性がある)商品を購入する方が有利だと思い、外国株式の比率を高くしています。

 

でも、今思えば、中途半端な分散投資でした。外国株一択でよかったです。国内株は、自分の個人口座で買えばいいので。もともと老後資金の足しにと運用してましたので、証券口座、確定拠出年金の全体でポートフォリオを組めばよかったです。

 

期待した通り、外国株のパフォーマンスが一番よいです。

現時点で、外国株の含み益は、約300%(元本が約4倍に)、国内株もここ最近の株高で、約200%(同、3.0倍)を超えています。*3と言っても、元本がしれてるので評価額もしれてますけど。

また、運用利回りは、初回入金来で年率13%です。いま株高が進んで利回りは高くなってますが、もちろんこれまでに、直近1年の利回りではマイナスになっていたときもあります(コロナショックの時とか)。そんなときでも、初回入金来の利回りは、7%以上はあるので、十分プラス運用になっているかと思います。

子どもの頃は、郵便局の定額貯金に10年預けてたら倍になってましたが、そんな感じです。預けとくだけで倍って、すごい時代です。それだけお金の価値が時間とともに減っているとも言えますが。

 

ちなみに開始してから1度もスイッチング(ほかの商品への乗り換え)はしていません。ほったらかしです。たまに買い付け比率を変えたぐらいです。

いつのまにか、新興国株式投信も商品ラインナップに加わってたので、何年間か少しそちらに割り当ててたのですが、新興国はイマイチな印象です。リスクの割に伸び悩んでるので辞めました。

 

定年も視野に入ってきたので、そろそろ出口を考えていこうと思います。入口より出口の方が難しいです。

*1:給与額や勤続年数によってもらえる(給付)額が決まっている

*2:会社から積立てられる(拠出)額がきまっているが、給付額は自身の運用次第

*3:あくまで現時点の評価額です。今後減るかもしれませんし、さらに増えるかもしれません。